現金のみは機会損失?
飲食店の売上を左右する、キャッシュレス決済

記憶に新しい、メディアを賑わせたスマホ決済サービスの大々的なキャンペーン。クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済は、私たちの生活に随分と浸透してきました。とはいえ、キャッシュレス決済に対応できる個人経営の店舗はまだまだ多くないのが実情です。
多様な決済方法の導入は、店舗にとってどのように影響するのでしょうか。クレジットカードや電子マネーなどをiPadまたはiPhoneとカードリーダー1台で決済できる『Airペイ』を導入した、飲食店『OZ(オズ)』のオーナー・小澤 誠さんにその経緯と使用感を伺いました。

取材にご協力いただきました
小澤 誠(おざわ まこと)さん

日本酒と和風中華 OZ(オズ) 
オーナー兼シェフ

2017年、東京都世田谷区奥沢にオープン。中華で10年修行をした小澤さんがこだわり抜いて選んだ日本酒と和風中華を提供する。店内は赤を基調としたモダンな雰囲気。地元の方に気軽に愉しんでいただけるお店創りを心がけている。

取材にご協力いただきました
Airペイ

カード・電子マネー・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス。主要国際ブランド6種のクレジットカードと、「Suica」「PASMO」などの全国の交通系電子マネー9種、「Apple Pay」などの決済手段に対応しています。

「現金しか使えない」は、お客様を取りこぼす

『OZ』は、2017年12月に店舗をオープンしてから初めの2カ月は「現金のみ」の対応としていたそうです。
「予約のお電話をいただくときに、クレジットカードの使用可否を聞かれることがあるんです。ポータルサイトでお店の情報を見ていただいたときに、支払い方法が“現金のみ”というだけで選択肢から外れて、お客様を取りこぼしたくなかったんです」と話す小澤さん。
機会損失を減らすために、手数料が安い『Airペイ』をお店に導入。入金サイクルが短く、売上がすぐに振り込まれるのは飲食店にとっては有難いこと。2~3回使えばスタッフもすぐに慣れるほど使い方は簡単、導入は想像以上にスムーズだったそうです。

お店は「単価・売上増」、お客様は「安心感」というメリット

閑静な住宅街近くにある小澤さんのお店には「値段を気にせずに美味しいものを食べたい」といった、食事にお金をかけられる方が来店するそうで、そういうお客様ほどキャッシュレス決済の傾向があるとのこと。『OZ』のキャッシュレス決済の割合は全体の約25%、単価や売上にも影響しているといえます。
「『OZ』を訪れる約半数の方は、私がお客様にあわせて提供する『おまかせコース』を選びます。それは信頼してくれているからこそ。信頼関係を大切にしたいので、食事後のお会計はワイヤレスな『Airペイ』を使ってお客様の席で行います。ちょっとしたことですが、会計時にカードを預けることへの不安解消にもつながり、食事から会計まで安心してお店を利用していただけます。決済手段もおもてなしのひとつですね」と小澤さんは語ってくれました。

オリンピックに向けて、国もキャッシュレスを推進

キャッシュレス後進国、と言われる日本。現金しか使えないことに不満を持つ外国人観光客は4割存在する*と言われています。今後オリンピックに向けてさらに訪日外国人は増える見込みです。
「お店にも外国人のお客様は徐々に増えつつあります。外国人のお客様は基本キャッシュレス。そのためにも支払い方法の間口は広げておきたいですよね。機会損失は経営者として避けるべきです」と小澤さんは言います。
国が推進していることもあり、今後急速に普及率が高まるであろうキャッシュレス決済。多様な支払い方法のニーズに応えられるよう、この機会に導入を検討してはいかがでしょうか。

*経済産業省2018年4月「キャッシュレス・ビジョン」より

同じキーワードを含む
記事を探す

高山 しのぶ(たかやま しのぶ)
この記事は私が書きました
高山 しのぶ(たかやま しのぶ)さん

美術大学卒。デザイン職を経て、輸入玩具を扱う専門商社と教育系出版社で幼児向けサービス・商品開発やマーケティング業務に従事。現在は、デザイン・サービス開発を通して培った“聞き取り力”を武器に、業界を問わず幅広いテーマでライター・エディターとして活動中。

キーワードから探す

トップに戻る