成功・失敗事例から学ぶ
飲食店がSNSで効果的に集客する方法

Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどに代表されるSNSですが、どうせやるなら「なんとなく」ではなく、きちんと集客効果を狙いたいもの。以前の記事「経営がうまくいっている店舗・施設のSNS活用術」では各SNSチャネルの特徴等をご紹介しましたが、今回は集客コンサルティングを手掛ける小形洸太さんに、SNSを活用して集客に成功した事例と失敗した事例を伺いました。

取材にご協力いただきました
小形洸太(おがた こうた)さん

マーケティングプロデューサー。集客コンサルタント。
本物を価値を提供する事業者のマーケティング面をサポートするプロデュース業をメイン事業としている。
飲食店、歯科医院、小売店などサポート実績多数。

話題と連動したTwitterキャンペーンで新規集客に成功

小形さんによると、新規集客にはTwitterが一番効果的だといいます。テレビや趣味の話題と紐づけて情報発信しやすいという性質から、従来の客層以外に情報を届けることができるからです。
たとえば小形さんのクライアントである高級中華料理店は、人気のテレビ番組に取り上げられたものの、思ったより予約には結びついていませんでした。そこで、番組に出演していた俳優のファンに向けて、番組内で俳優が食べていたメニューの写真とともにTwitterでメッセージを投稿。さらにその俳優が出ている人気ドラマや映画と関連づけたツイートも意識的に投稿したところ、従来の客層ではなかったその俳優のファン層が「外食予算」ではなく「趣味予算」を使って来店し、多くの女子会利用が生まれました。たとえこのお店のようにテレビに取り上げられたことがなくても、話題性のある情報と結びつけてのツイートは試してみる価値がありそうです。

番組に出ていた俳優が人気ドラマで演じていた役柄を関連づけたツイートは500以上の「いいね」を獲得
番組に出ていた俳優が人気ドラマで演じていた役柄を関連づけたツイートは500以上の「いいね」を獲得

一方的な宣伝投稿ではお客様は無反応

逆に効果がないのは一方的な宣伝や告知を投稿すること。小形さんの経験では、「〇日まで△%オフ」というような、ただ安いことだけを伝える内容では人は動かなかったと言います。人にアクションを促すような提案が盛り込まれていない「ただの事実」になっているからです。また、テンプレートのような宣伝文句の投稿もあまり効果はありません。お客様が興味のあるような話題を調査し、それに関連したツイートをするなど、お客様とお店の距離感を縮めてお店に興味を持ってもらうきっかけを作ることが重要です。

「自分が発信したいこと」にフォーカスしない

SNSでの投稿でもホームページのコンテンツでも、お客様に情報を届けるには「自分が発信したいこと」ではなく「お客様が興味のあること」に合わせて発信するのが大事だと小形さんは指摘します。ここでも「飲食店のホームページ作りで押さえておきたい5つのステップ」でご紹介した「お客様像」が役立ちます。その「像」に当てはまるお客様が興味があることに対し、常にアンテナを立ててリサーチするようにしましょう。なんとなく投稿するのではなく、商圏内の人に情報を届け、その先に何を期待するのかを考えてから投稿するだけで、SNSは有力な集客ツールになるのです。

同じキーワードを含む
記事を探す

Yuna Park(ユナ・パク)
この記事は私が書きました
Yuna Park(ユナ・パク)さん

教材・結婚情報誌の編集・企画業務を経て、サンフランシスコのUXデザインコンサルティング会社で社内外のコンテンツマーケティングの統括責任者を務めた経歴を持つ。現在は独立しライター・マーケティングコンサルタントとして活動中。

キーワードから探す

トップに戻る