thumbnail

IT補助金を賢く受け取るために、
押さえておきたい3つのポイント

中小企業がIT化を考える際に活用したいIT導入補助金。2019年度の申請はすでに締め切られましたが、2020年度にも募集される見通しです。来年度スムーズにIT補助金を申請・活用できるように、事前に知っておきたいポイントを補助金申請に詳しい株式会社ライトアップ執行役員の杉山宏樹さんに解説いただきました。

取材にご協力いただきました
杉山宏樹(すぎやま ひろき)さん

株式会社ライトアップ執行役員。「全国、全ての中小企業を黒字にする」ことを目指し、経営支援サービスの「Jエンジン」、Jバリューアップ社員研修サービス、ネット事業進出支援サービスの「JDネット」、メルマガ編集代行サービスの「メールクリエイト」、経営者育成研修の「MG研修」等を展開。全国で開催する経営者向け勉強会には年間2万社が参加している。

1. 経営課題を明確にして導入したいツールを考える

基本的に、IT補助金は使いたいツールが決まっていたら申請できるもので、他の補助金のように事業計画は必要ありません。しかし、最適なツールを選ぶために「今後どういうところを効率化していきたいか」という経営課題を明確にしておくことが大切だと杉山さんは言います。補助金が公示されるのは例年4月以降なので、1~3月の間にこれが整理できているとスムーズです。
2019年度のIT補助金の採択率は前年に比べて大幅に下がり、2020年度も引き続き採択率が低いことが予想されます。「補助金の受付が始まったからツールを買おう」という発想では説得力のある申請書を作れないばかりか、たとえ補助金が交付されてそのツールを導入したとしても使いこなせず、結局お金の無駄遣いになります。あくまで目的を明確にしてからツールを選ぶようにしましょう。

一般的な補助金申請の流れ
一般的な補助金申請の流れ(「使わないと勿体ない補助金の基礎【中小企業診断士が教える補助金活用①】」より再掲)

2. サブスクリプション系は一括前払いにする

補助金交付後、入金を請求できるのは「ベンダーにお金を支払い終えてから」となります。ここで注意したいのが、ツールの利用料を新聞料金のようなサブスクリプション方式で支払う場合。メールマガジンやEC(ネット通販)サイトシステムなどのクラウドサービスに多いこの方式ですが、月払いにしてしまうと使用開始から1年間分の利用料を払い終えるまで入金請求ができないことが多いようです。
そのため、支払い方法は「年間一括前払い」を選択して初月にすべて支払い終えると、すぐに入金請求に取り掛かれるのでスムーズです。ただし、規定期間内に途中解約すると原則返金することになりますので注意しましょう。

3. スピーディーに資金調達する

IT補助金の補助率は1/2です。つまり、ベンダーに支払うお金の半額は自己負担になりますので、その資金の確保が必要です。また杉山さんによると、補助金申請から実際に入金されるまでには、大体1年ほど見ておいた方が良いそうです。前述したように、入金は「全額支払い終えてから」になるので、早く支払いを済ませるのに越したことはありません。そのため、融資申込みや審査に時間がかからない方法でスピーディーに資金調達するのが理想です。リクルートが提供している『パートナーズローン』はオンライン完結の最短即日融資で資金を調達することができるので、このような場面でぜひ活用したい選択肢です。

Yuna Park(ユナ・パク)
この記事は私が書きました
Yuna Park(ユナ・パク)さん

教材・結婚情報誌の編集・企画業務を経て、サンフランシスコのUXデザインコンサルティング会社で社内外のコンテンツマーケティングの統括責任者を務めた経歴を持つ。現在は独立しライター・マーケティングコンサルタントとして活動中。

キーワードから探す

トップに戻る