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固定費の見直しから始める経費削減

経費を削減したい! と考えるものの、何から始めたら良いか分からない方も多いはず。そんな方は、まず固定費に注目しましょう。今回は固定費の意外な削減方法についてご紹介します。

売上の増減に関係なく毎月発生するのが固定費

変動費とは、売上の増減に伴って変動する経費です。例えば、飲食店などの材料費の仕入れが当てはまります。売上が伸びるにつれ、材料費が上がるのは必然ですよね。このようなものが変動費です。
一方で、固定費とは売上の増減に関係なく毎月必ず発生する経費です。例えば、リース料、事務所家賃、水道光熱費、通信費などが挙げられます。

経費削減は、節約効果の続く固定費から

経費削減にあたって、始めにとりかかるべきことは固定費の見直しです。固定費を一度見直して削減できると、会社が存続する限り節約効果が続きます。その中でもまずは携帯電話、インターネット代金、切手代などの通信費に注目しましょう。

  • 携帯電話料金

固定費で最も大きなウエイトを占めるのは携帯電話です。キャリアや契約内容によって、ある程度の固定費削減を見込むことができます。なかでも、高い効果を見込むことができるのはいわゆる「格安スマホ」への乗り換えです。手続きが面倒かもしれませんが、かなりの節約になるので携帯電話は格安スマホが一番です。
以下、格安スマホに乗り換えた場合のメリット・デメリットを紹介します。

格安スマホに乗り換えた場合のメリット・デメリット
  • インターネット料金

プロバイダーや契約しているネット会社の見直しをしましょう。価格を比べるウェブサイトで検討することをおすすめします。

  • 切手や郵便代

あまり知られていないですが、切手やゆうパックは日本郵便のサイトから購入可能です。クレジットカードで購入すればポイントが付き、節約になります。

  • 電気代

電力自由化により電力会社は選ぶ時代です。大手の電力会社に比べてかなり安くなるので、こちらもネットで「電気・比較」などと検索して比較検討しましょう。場合によっては2割から3割以上安くなります。

  • リース料金

複合機のリースなど、どこも同じ値段と思っていませんか? 見積もりを取ると驚くくらい違うこともあります。最低3社ぐらいは見積もりを取って競争させましょう。

  • 地代家賃

事業所や工場、駐車場等の地代家賃の減額交渉をしましょう。テナントなどは料金が大きいので1万円以上減額できることもあります。思いきって管理会社を通すなどして相談してみましょう。

固定費を見直した場合の効果シミュレーション

たとえば、毎月20万円かかっていた固定費を5万円削減することに成功した場合の効果を見てみましょう。
以下グラフのA社とB社を比べると、4年で240万円もの差が出ます。1カ月5万円でも、積もると大きな金額になることが分かります。

固定費の削減による効果

わが社はこうして固定費を削減! 製造業を営むA社の事例

固定費の削減に取りかかったA社の事例を見てみましょう。
A社では、まず始めに税理士と相談しながら費用を確認。その結果、テナント料が近隣相場に比べて高めに設定されていると感じたことから、管理会社を通じて値下げ交渉し、毎月20万円のテナント料が18万円になりました。
他にも複合機、車のリースなど、ありとあらゆる固定費を経理、税理士と比較検討し、年間20%以上の削減に成功。
浮いたお金を人件費に回して社員のモチベーションを上げ、離職率の低下及び売上増加の一因となったそうです。
このように、固定費の削減は利益の増加につながります。まずは自社の損益計算から見ていきましょう。

経費削減でも無理は禁物です。まずは出来ることから始めましょう。一人で考えずに、社内の経理や税理士と相談することが一番の近道です。必要であればコンサルも入れながら、経費削減に努めましょう。

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山本勧(やまもと すすむ)
この記事は私が書きました
山本 勧(やまもと すすむ)さん

不動産会社に5年勤務後、会計事務所に勤める。現在は独立し、フリーライターとして活躍。主に不動産関係やお金についての記事をメインで執筆。

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