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消費税増税はビジネスチャンス?
今からでも間に合う、増税をうまく活用する3つのポイント

今回の消費税増税は、軽減税率制度が導入されることもあり面倒と考える方もいるのではないでしょうか? しかし、うまく活用することで新規顧客の獲得や値上げができる可能性があり、ビジネスチャンスと捉えることもできるのです。
今回は、今からでも間に合う消費税増税をビジネスチャンスにするためのポイントについて解説します。

ポイント① 増税後のメニューラインナップを見直す

消費税増税後は、提供されているメニューの価格の見直しをされたかと思います。値上げ、あるいは据え置くものを分類して価格を調整されたかと思いますが、増税後から一定期間経った後は、メニューの売れ行きを見て新しいメニューの追加などを検討されると良いでしょう。

新しいメニューが価格調整のみだった場合、お客様からすると「値段は上がっているが、品物はそのまま」という印象になってしまい、普段と変わらない食事内容にも関わらず結果として満足度が下がってしまっているということになりかねません。
その対策としては、今までにない価格を抑えたメニューを新たに追加するのがおすすめです。お客様に選択の幅を持たせ、値段に対する満足度の担保ができると良いでしょう。

ポイント② 軽減税率対応レジを導入して生産性を向上させる

今回の消費税増税は、軽減税率制度の導入を伴うため、商品ごとに8%なのか10%なのか判断しなくてはなりません。そうなると、軽減税率対象商品を扱う店舗では、商品ごとに異なる税率を設定する必要があり、かなりの労力がかかったかと思います。今後も新しい商品が出るごとに、その都度判断するのはとても大変です。

このような店舗では、軽減税率対応レジの導入を検討してみてください。そうすることで、商品ごとに異なる税率を予め設定しておくことができ、面倒な税計算を自動化することができます。
近年では、レジ機能をスマホやタブレットに持たせることもできるようになり、レジ導入のハードルは下がっています。閉店後の売上集計やリアルタイムの売上確認といった付随機能もあるため、店舗運営は効率化されます。

お店の経営者にとって、人手不足は悩みの種となっていることも多いでしょう。少ない人手でお店を運営していくのであれば、レジを使って生産性を向上させるという視点も求められるのです。

ポイント③ キャッシュレス決済に対応する

消費税増税をきっかけに、キャッシュレス決済の普及を後押しする制度として開始されたのが「キャッシュレス・ポイント還元事業」です。本制度を活用すれば、事業者はキャッシュレス端末を無料で導入できる上に、キャッシュレスで買い物したい消費者を新規顧客として獲得できる機会となります。

経済産業省が2020年1月10日に公開しているキャッシュレス・ポイント還元事業に関する消費者・店舗向けのアンケートでは、還元事業をきっかけに店舗の約7割消費者の約4割がキャッシュレス決済を始める、もしくは支払い手段を増やしたという結果が出ています。
本制度の導入により、キャッシュレス決済は加速的に普及しつつあります。

前述の通り、消費税増税は消費者の消費意欲が減退するリスクがある一方で、新たな顧客を獲得するチャンスや、店舗の生産性を見直すタイミングにもなります。
消費税増税への対応策を考えるにあたって、新たな成長戦略を描くきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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香川 大輔(かがわ だいすけ)
この記事は私が書きました
香川 大輔(かがわ だいすけ)さん

1974年大阪府生まれ。2015年4月中小企業診断士登録。製薬会社の医薬品分析やベンチャー企業での勤務を経て、ITベンダーで提案型のシステム営業として勤務、数多くのシステム提案実績を持つ。現在は企業内診断士として、地域に根差した経営支援や執筆活動、セミナー講師の他、アナリストとして企業レポートの分析や執筆も行っている。

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