thumbnail

【費用別事例あり】
コストパフォーマンスの高い店舗リフォームを実現するためのポイント

店舗のリフォームを検討する際に、やはりネックになるのが費用です。コストを抑えて、効果を最大限にもたらすためにはどうしたらいいのでしょうか。
今回は、多くの飲食店と美容サロンの施工を手掛ける株式会社セットアップ代表の豊岡博志さんに、コストパフォーマンスの高いリフォームを実現するためのポイントを事例とともに教えてもらいました。

取材にご協力いただきました
豊岡博志(とよおか ひろし)さん

株式会社セットアップ 代表取締役社長
2000年の創業以来、商業施設・オフィス・住宅・文化施設展示会におけるインテリア・エクステリア空間の施工を手がける。営業・デザイン・設計管理・施工監理そして自社制作まで各専門スタッフによりトータルで進行する事で、よりスピーディーでコストパフォーマンスの高い施工を実現。

店舗の設計やリフォームに関する相談はこちらから。

【飲食店:150万円】目立つ場所に限定した最小限の表層替え

参考事例:ラウンジ 約14坪 トイレ・洗面台・ソファーを交換。床・壁の張り替え
施工:株式会社セットアップ

床や壁、椅子やテーブルなど、お客様から見て目につきやすい場所を新しいものに変えれば店内の印象は一新できます。厨房設備やレイアウトはそのままに、「表層を整えるだけであればコストは抑えられる」と豊岡さんは言います。

また、アルコールを提供する飲食店は滞在時間が長くなる傾向にあるため、トイレは気を配りたい場所です。快適であることが求められますので、費用がなければ便器や洗面台だけを交換するというのも手です。

【飲食店:300万円】空間に「見せ場」をつくる

参考事例:鮨店 約10坪 居抜き物件リフォーム。カウンタ―部分の壁面を無垢材で装飾
施工:株式会社セットアップ

思い描く内装イメージがあると思いますが、こだわりだすとキリがありません。
豊岡さんいわく「細部にこだわらず、ポイントで見せ場をつくるだけで空間演出はできる」とのこと。目につきにくい箇所は素材や建材のランクを落とすなど、空間とコストにメリハリをつけましょう。

また、光色や明るさ、当てる場所の工夫次第で照明でも「見せ場」をつくることができるため、上手く活用すると良いでしょう。

【美容室:600万円】既存のものを極力残して利用する

参考事例:美容室 約19坪 スケルトンリフォーム。カットスペースは床・壁ともにコンクリートのまま、その他はモルタル仕上げ
施工:株式会社セットアップ

内装や設備をすべて解体するスケルトンリフォームを行う場合は「可能な限り今あるものを残し、うまく活用すること」がポイントです。
例えば、柱と壁はあえてコンクリートむき出しのまま。床も同じくコンクリートのまま、もしくは仕上げ材を直接塗装するだけ。要するに、切ったり貼ったり必要以上に手を加えないことでコストを抑えるのだそうです。

センスのよい空間にするためには、どこを残してどこに手を加えるのかが重要になりますので、実現したい内装のイメージを設計段階からしっかり伝えましょう。

コストパフォーマンスの高いリフォームを実現するためのポイントを3点お伝えしてきました。予算に合わせた提案や機能面に関してのアドバイスは施工会社からできますが、「一番大切なことは、経営者の方がリフォームによって何を実現したいかを明確にしておくこと」と豊岡さんは言います。リフォームを検討し始めたら、まずはそこから考えてみてはいかがでしょうか。

高山 しのぶ(たかやま しのぶ)
この記事は私が書きました
高山 しのぶ(たかやま しのぶ)さん

美術大学卒。デザイン職を経て、輸入玩具を扱う専門商社と教育系出版社で幼児向けサービス・商品開発やマーケティング業務に従事。現在は、デザイン・サービス開発を通して培った“聞き取り力”を武器に、業界を問わず幅広いテーマでライター・エディターとして活動中。

キーワードから探す

トップに戻る