経営基盤の強化は「人材確保」にアリ!
【リクルート営業担当が語る、成功する求人・前編】

日本政策金融公庫は、2019年に向けて中小企業が抱えている経営における最大の不安要素は「人材の不足と育成難」だと発表しました。
どの企業・店舗も頭を抱える「人」の問題。どうしたら自社・自店にとって良い人材を確保することができるのでしょうか。そこで今回、多くの「求人~採用」シーンをサポートする、株式会社リクルートジョブズの営業担当者2名に「人材確保のコツ」を聞きました。

中小企業の今後の不安要素
中小企業の今後の不安要素

人材確保のポイントは「求人広告の作り方」

「ここ最近、特に飲食店においては企業・店舗の求人数に対して圧倒的に求職者数が足りていない状況です」と話すのは、群馬エリアで飲食業や製造業など多くの法人担当先を持つ及川さん。採用の前に、応募の時点で苦戦している企業・店舗が多い昨今、求人広告を出してもなかなか応募がこない場合はどうしたら良いのでしょうか。
お二人によると、意外なことに条件面で待遇(給与)はそんなに重要視されていないそうです。「例えば、主婦の方は家庭との両立や扶養範囲内という条件で、“稼働日と時間”を優先します。また、大学生の場合は学業を優先するため、“シフトの融通が利く”ことを条件の最優先にして仕事を探します。働いてほしい人材に合わせて、企業・店舗側が変えられる項目を見直すだけで、よい求人につながることもあります」
求職者から選ばれるためには、企業・店舗側の求人広告の作り方にも工夫が必要だとわかります。

【写真左】株式会社リクルートジョブズ 及川 麻紀(おいかわ まき)さん
 営業歴8年、自身が担当した求人広告で社内表彰歴あり
【写真右】株式会社リクルートジョブズ 小笠原 龍之介(おがさわら りゅうのすけ)さん 
営業歴11年、グループマネジャー

求人~採用がうまくいっている店舗は、
従業員の満足度が高い

では、実際に求人がうまくいっているのはどのような店舗なのでしょうか?
求職者の4人に1人は、応募の前に下見に行き普段の店舗の様子を見ているそうです。「例えば忙しそうな時にスタッフに笑顔がなく、ピリピリとして雰囲気が悪い光景を見ると、そこで働きたいとは思いません。従業員を生き生きと働かせることができる経営者は、店も繁盛させているし人の定着もよいです。実際、従業員満足度が高い企業・店舗は、応募が多く採用もうまくいっているという傾向があります」とグループマネジャーの小笠原さんは言います。

企業・店舗の「らしさ」を伝えることが
求人広告では大切

うまくいく求人広告のヒントは、従業員の働いている様子にありそうです。従業員が働いている様子は、経営者の皆さんからどのように見えていますか? 「何故うちの企業・店舗で今活躍してくれているのか?」と従業員に関心を持っていますか?
「普段から従業員に関心を持ち、積極的にコミュニケーションを取っていくことで、その企業・店舗“らしさ”は自然とわかってきます。そこで働いている人の様子や、企業・店舗の“らしさ”を伝えられないと、求職者は関心を持ってくれないと考えた方が良いでしょう」

待遇などの条件だけでは見えてこない“店舗らしい魅力”をしっかり伝える、ということが求人広告の重要なポイントということがわかりました。後半では実際に“らしさ”をどのように求人広告に落とし込めば良いのか、「採用がうまくいく、求人広告作成のポイント」について、事例を交えてご紹介します。

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文中グラフ出典:株式会社日本政策金融公庫『2019年の中小企業の景況見通し』

取材協力
株式会社リクルートジョブズ
アルバイト、パート、派遣から正社員まで、多種多様な雇用領域における人材採用に関する総合サービスを提供。タウンワーク、フロム・エー ナビ、はたらいく等の「求人」に関するメディアに加え、ジョブオプ採用管理を中心とした「業務支援」に関するサービスを幅広く取り揃えている。
https://www.recruitjobs.co.jp/

2019.3.29

経営ノウハウ