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経営がうまくいっている店舗・施設の
SNS活用術

Webを活用したマーケティングが主流になってきている今、TwitterやFacebook、Instagramの各ソーシャルメディアの特徴をうまくつかんで効果的に使い分けている企業や店舗・施設もみられるように。経営がうまくいっている会社はSNSをどう活用しているのでしょうか。「ネット予約が主流の今こそ、もう一度ホームページについて考えてみる」に続き、Webコンサルタントの稲葉修久さんにお話を伺いました。

取材にご協力いただきました
稲葉 修久(いなば のぶひさ)さん

RIコンサルティング株式会社 代表取締役
2011年に独立、翌年にRIコンサルティング株式会社を設立しウェブコンサルティング事業と人材紹介事業を行う。一般社団法人ウェブ解析士協会よりウェブ解析士の普及に貢献した講師として評価され、2017年度 Evangelist of Kinkiを受賞。
●中小企業庁委託事業IT・ウェブマーケティング分野専門家認定
●経済産業省認定IT導入支援事業者

それぞれの特徴を理解することが重要

SNS活用のメリットは手軽さと、なんといってもコストがかかりません。ただ手軽だからととりあえず始めるには注意が必要です。例えば「Facebook」は信頼度が高いため、イベントの告知などオフィシャルな情報発信が向いています。「Twitter」は情報が随時変わるもの、予約状況や待ち時間などリアルタイムな情報を拡散したい時に有効です。その他「Instagram」は写真で世界観を作りやすいため、美容室での施術事例の紹介でよく見られます。「LINE」はクローズドのやりとりができるため、顧客からの相談に活用されるなど、それぞれの特徴を理解した上で使うことに意味があります。

SNSのそれぞれの特徴
作成協力:稲葉 修久さん(2019年1月時点)

作成協力:稲葉 修久さん(2019年1月時点)

Facebookによる売上アップ事例

あるケーキ屋さんが「Facebook」で試作段階の商品を投稿し、それに対して意見をユーザーに聞き、実際に取り入れて商品化したところ売上につながったということがありました。ユーザーは、商品化され、売れた状況を知って「自分の意見が反映された」「自分がアドバイスしたものが売れた」という二重の喜びを感じられ、そのお店のファンになります。ポイントは一方的な発信ではなく、ユーザーが自然とコメントを残せるような投稿にした点です。信頼関係を築きやすい「Facebook」で発信、「双方向性」というSNSのメリットを活かせている成功事例のひとつです。

「ユーザー視点」が成功のカギ

例に出したケーキ屋さんのように、SNSの特徴を理解した上で、ユーザーが求めるニーズにすばやく対応し、コミュニケーションを活発にとっている会社は安定して集客、売上に繋げています。数あるSNSのなかで目をとめてもらうには、ユーザーが必要としている情報を理解(ユーザーニーズを把握)し、「ユーザーの視点で伝わる形」にして発信する必要があります。例えば飲食店の場合だと、単に「個室あり」と表記するよりも「お座敷の個室」「掘りごたつ」「テーブル」など「個室の種類」を記載するほうが、よりユーザーのニーズに合致します。ユーザーの視点に合わせた発信を心がけ、新規顧客やファン拡大に向けたSNSでの施策をぜひはじめてみてください。

稲葉さんのお話から、何を利用しても重要なのは「顧客中心のマーケティングになっているかどうか」が大切だということが分かりました。参考にしてうまく使いこなし、集客につなげていきたいですね。

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高山 しのぶ(たかやま しのぶ)
この記事は私が書きました
高山 しのぶ(たかやま しのぶ)さん

美術大学卒。デザイン職を経て、輸入玩具を扱う専門商社と教育系出版社で幼児向けサービス・商品開発やマーケティング業務に従事。現在は、デザイン・サービス開発を通して培った“聞き取り力”を武器に、業界を問わず幅広いテーマでライター・エディターとして活動中。

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